ペルー2日目で味わった 絶望で得たこと。
昨日は、ペルー2日目にして すごーいピンチだった。
スペイン語レッスン開始前日のオリエンテーションを受けに行ったところまでは るんるんだったんだけど。
その後 クスコの街を散歩中、突然 iPhoneの画面が反応しなくなった。
しばらくしたら直るんじゃないかって良い方に考えてたけど、一向に反応せず。
ちょっとずつ気持ちが沈んでくる。
7週間 iPhoneなし…?
連絡取れないよー。
写真も撮れないのか…。カメラ持ってきてないし。
メモとかpdfで持ってきたのとかも見れない…。
きつい……。
そんな時、ペルーに来て初めての日本人発見!
声かけて、一緒にランチ食べた。
あー、しゃべれるって嬉しい。通じるっていいもんだ。
ちょっとの幸せの後、また現実に戻る。
こんなすごい景色、写真撮りたいなー。
撮れない分、じっくりじっくり見よう。
・・・ちゃんと味わえってことか。
すぐ息がきれるからゆっくりゆっくり動く。
標高が3400mもあるからね。
ディナー。
私の他にホームステイしてる人、初日は3人だったのが いきなり7人。
アメリカ人とカナダ人ばっかり。
英語ペラペラペララ。ほとんど聞き取れない。
たまに私に向かってしゃべってくれた時はなんとか分かるけど。
だんだん悲しくなってきた。
みんなは別に悪くなくて、私自身の問題。
涙ぐむのがバレないように我慢して、部屋に戻って号泣した。
iPhone使えないし
コミュニケーションとれないし
頭痛いし (高山病までいかないけど)
悲しみを 思う存分味わった。
さてどうするか。
私は、この3週間でスペイン語を学ぶんだ。
スペイン語のペラペラは、たまに分かる単語があるだけで嬉しい。
そっか、英語の時はちょっと自分を責めちゃうんだな。英語ができなくて情けない…って。
ホームステイ先にこんなに人がいるなんて思わなかったけど、それはそれ。
ちゃんと「私」でいろ!
そして今日、レッスン初日。
一生懸命やったよー。
学ぶって面白い。知らないことがどんどん入ってくる。
今日のディナーはね、昨日みたいに愛想笑い的なこともあんまりしなくなった。
昨日より会話もしたけど、むしろ、聞き取れないような時は、横に置いたスペイン語のノートを見て復習。
ホストマザーは、優しくスペイン語を教えてくれる。
英語があんまりできないところもちょうどいい。
旅に出ると「日本人ぶりっこ」しがちなんだ。
なんだか、いい人しちゃうの。
クスコには至るところに犬がいる。
最初は野犬かと思ってびびったけど、そうじゃない感じ。
その犬たちがね、あまりにも「普通」なの。
伝わるかなあ。
普通の顔して歩いてたり座ってたり。
人間に媚びを売るでもなく、威嚇するでもなく。
日本の「ペットの犬」と違って、ただ「犬」として生きてるみたいな、顔と所作。
私はどう生きるんだい?
この地を味わうこと、
自分自身を生きること、
この旅の始まりに、ものすごいインパクトで私に伝えてきた。
これから、どんな7週間になるのやら。
P.S. iPhone直りました!
よかったー。生き返った。
スペイン語学校のスタッフの方が、試行錯誤の末直してくれたの!!
参考記事 見つけました ↓
人からいただいた言葉たち
最近、人といろいろなお話しをする。
◆「昔のいきちゃんもスポンジだった。ものすごく吸収しようとするから、いきちゃんにはなるべく多くのことを語ろうとしてたんだよ。」
・・・尊敬していた人から言われた。
周りも自分も見えていなかった時代に、そういう人と共に過ごせたこと、本当にありがたいことだなあと思った。
◆「僕も最近いろいろ変わってきたところで、何か話せるんじゃないかと思って。」
・・・私に、ポジティブオーラを思いっきりあびせつけてくれた。
素直に面白くて、そのエネルギーに感動した。
◆「そういう意見があるっていうのは受け入れるけど、俺の意見はこうだって言い続けたい。」
・・・そうだそうだ!意見を同じくする必要なんて全然なくて、違うからこそ面白い。
私もそうありたい。影響されやすいけど、そうありたい。
◆「俺は、“私”の部分がたぶん人より多くて“社会”のことを考えるのなんてほんの少し。」
・・・それが魅力なんだな。
もっと思う通りに自由にやっちゃってよ。
◆「世界を巡りたい。ただまわるだけなのはみんなやってるから、僕は、〜〜、こんな風に出来たらいいなと思う。」
・・・聞くだけでワクワクした。
私が本当にやりたいことって何だろうってまた思った。
◆「えみちゃんが元気で楽しんでると、俺は幸せなんだよ。」
・・・おー、夫よ。私は幸せだよ。
◆「オーストラリアなら週末で行けますよ。」
・・・ははは、そうだ!
ピュイーンとどこへでも行ける。
◆「死にたいっていうのは、生きたいってことなんだと思う。」
・・・どういうことだ?
…そうか。
思ってもみなかった考えを聞くって、なんて刺激的で心を奪われるんだろう。
◆「“私と出会えて幸せでしょ? あら、分からないの?かわいそうに、ふふふ ” 私たちはそうでなくっちゃ。」
・・・かっこいー。なんてこった、そうだったよ。
◆「いきちゃんがそんなに素晴らしい人にばっかり出逢うっていうのは、いきちゃんが素晴らしいんだよ。」
◆「素敵な人にたくさん囲まれている、えみちゃんが素敵なんだよ。」
・・・あああ…本当に世の中には素晴らしく素敵な人がいっぱいいる。
・・・・・・・・・
バイク移動中、急にうわーんと泣いた。
幸せ過ぎて泣いたのともちょっと違うけど、悲しいとかは全然違う。
なんだろうね。
一気に味わっちゃったのかな、この季節のウキウキ感とか、芽吹きとか。
あまりにも美しい日で。
この地球を味わい尽くそう。
愛おしい人たちに愛を伝えよう。
2015/3/30 facebook投稿より。
また読みたいからこちらにも(^^)
今週末、ペルーに行きます。
私は、何かのスタートを切るのかな。何か変わるのかな。
昨夜、南米に住んだり旅したりしたことのある友人にいろいろな話を聞いた。
一気にワクワクしてきた。心臓がドキドキする。
同じく昨夜、催促したメールが届いた。
ホームステイ先の情報。
英語を読むのってめんどくさいとか思っちゃう。けどこれからは、英語か、まだ全く分からないスペイン語しか通じないところで過ごすんだもんな。
ホストファミリーの写真を見て、早く会ってみたいと思ったり、他人の家で3週間暮らすストレスはどんなもんかしらと思ったり。
なぜペルーに行くことになったか。
仕事を辞めるって決めた後、最初は、英語の語学留学をしようと思った。
10〜11月。北は寒いから、オーストラリアかニュージーランドかな。
そしてオーストラリアのどの街にしようか検討している時に、突如浮かんできたマルタ共和国案。
うん、マルタにしよう!ってほぼ決めた。
でもその頃、7月だったな、なんだか導かれるように参加した“宇宙人会議”っていうイベントで、また急に変わった。
ペルーに行った話を聞いた時、私の小さい頃から最近までのちょっとした記憶、そのいろんなものが、突然バババッて組み合わさる感じで、
あ!ペルーか!!……!!
じゃあ、スペイン語か。
突然の方向転換。
旅が好きだ。
“旅行”と“国内の旅”と“海外の旅”って、私の中では楽しみ方の種類がちょっと違っている。
海外の旅の何が好きかって言うと、
自分が今まで持っていた価値観がぶっ壊されること。
知らなかった世界に一歩近づくこと。
生きる を味わうこと。
まだ知らない「南米」。
アジアとかヨーロッパとかの旅よりも、何かしら困難はありそうだ。
でも、今の私だからこそ の経験が出来るんだろうなと思っている。
昔、勤めていた病院からお金を全部出してもらって、3週間ボストンに行ったことがある。20代後半だったな。
その時は若かった。硬かった。緊張していた。上手くいくことを望んでいた。
でもすごくいい体験だった。
今は、その時よりもっと自然に過ごせるんじゃないかと思う。
怖がらずに吸収できるんじゃないかと思う。
無理に何かを起こそうと思うのでもなく、
自分の旅をしよう。
どんなふうだっていいんだよ。